私立第三新東京中学校

第百八十七話・不思議な一体感


ずずずず・・・・

僕の後ろの方から、お茶をすする音が聞こえてくる。

ずずず・・・・

少し間隔を置いて、また同じような音が聞こえた。
しかし、僕の傍らに立っているアスカはそんなお茶の音など気にせずに、僕に
こう言ってコップを手渡した。

「はい、シンジ。」
「あ、う、うん・・・・」

僕はアスカから濡れたコップを受け取ると、布巾で拭いて水気を取り、わきの
食器の山に付け足した。

夕食後、アスカが今度は綾波の代わりに自分が手伝うと言い張ったのだ。まあ、
確かにアスカの言う通り、今日の食事もほとんど綾波の手によるものだし、そ
んな綾波を少し休ませてやろうという気持ちもわかる。だが、それはアスカの
口実みたいなものであって、僕と仕事を共にしたいという気持ちがあったのか
もしれない。
ともかく、アスカは僕にお茶を入れさせると、それを綾波にあてがっておいて、
僕と二人で食器を洗うことにしたのだ。

「はい、シンジ・・・」

アスカはそう言って、再び自分の洗ったコップを差し出す。
アスカが洗う係、そして僕がそれを拭く係だ。アスカはどっちにしても、あま
り洗い物をやった経験がないのであるが、それでも僕の目には割と頑張ってい
るように見えた。少なくとも、まだ食器を落っことして割るなどということは、
今のところまだない。

「・・・・ねえ、シンジ・・・?」

アスカが途中、手を休めて僕に話し掛けてきた。

「なに、アスカ?」
「ちょっと心配なことがあるんだけど・・・・」
「何、心配なことって?」
「・・・アタシ達、アンタのお父さんのところに引っ越すのよねぇ?」
「うん、そうだけど・・・・それが何か?」
「いや、アンタの様子からして、あんまり向こうがしっかり理解してないんじ
ゃないかって思ってさ・・・・」
「・・・・どういうこと?」
「つまり、アタシ達が今晩引っ越してくるなんて、全く考えてないんじゃない
の?」
「・・・・・」
「だから、アタシ達が急に行っても、泊まる部屋がないとか何とか・・・・」
「そ、そんな事はないんじゃない?こうして引っ越し業者さんに頼んであるん
だしさ・・・・」
「・・・・だといいんだけど・・・・」
「それに、父さんは一応えらい人だから、そんな僕達を泊める余裕のないとこ
なんかに住んでないと思うよ。」
「・・・・そう?」
「うん・・・・僕も父さんがどういうところに住んでるのか、どういう生活ス
タイルが好きなのか、まだ知らないけど・・・・」

僕は頼りない感じでアスカに言ったのだが、そもそもこの引っ越しに関しては
僕主導なのに、あまりよく把握していないので、アスカは呆れたような口調で
ひとことこう言った。

「・・・・なんだかはっきりしないわね。」
「ご、ごめん・・・・」
「アタシ達、布団は持っていかないのよ。だからも向こうに布団がない場合・・・・」
「・・・無い場合?」
「どうするつもり?」
「ど、どうするつもりって言われても・・・・」
「困る?」
「う、うん・・・・」
「・・・取り敢えず、電話かけてみれば?それで確認とれるかもしれないし・・・・」
「そ、それもそうだね、アスカ。アスカの言う通りにするよ。」

僕はアスカの意見に素直にしたがって、父さんのところに電話をかけることに
した。そして、台所を離れて電話のあるところに行ったのだが・・・・

「・・・・電話番号・・・・知らない。」

我ながら情けない。とにかく僕は住所を元に、わざわざ電話で番号を調べたり
もしてみたが、どういう訳だか父さんの家の電話番号を確認することは出来な
かった。もしかしたら、父さんはネルフの司令なんだし、そう簡単に電話番号
を知られないようにしているのかもしれない。まあ、理由はどうあれ、電話番
号がわからないというのだけは確かだ。残念だが、仕方ないだろう・・・・

「で、どうだったのよ!?」

アスカは僕が戻ってくるなり、開口一番、結果を聞いてきた。

「・・・・駄目だよ。僕は住所しか知らないし、それで問い合わせてみても、
電話番号がわからなくなってるんだ。とにかく父さんは怪しいから・・・・」
「そ、そう・・・まあ、アンタの言うことも、一理あるわね。」

アスカは僕の不甲斐ない態度にも、いつもみたいに文句を言わない。きっとア
スカも、父さんが怪しいということに関しては、十分認識しているのだろう。
何しろアスカは、ミサトさんやリツコさんはおろか、冬月校長に至るまで目上
のものとも思わない態度を採ってきたというのに、父さんにだけはさすがに控
えめな姿勢で接していた。まあ、アスカと父さんが話をしたことなんて、ある
のかないのかわからないくらい数的に少ないので、一緒に住むようになったら
ミサトさんに対するのと同じになってしまうのかもしれないけれど・・・・

「取り敢えず、もうこれも終わりなんだし、アスカの部屋を片付けようよ。綾
波もつまんなさそうにしてるし・・・・」

僕はそう言うと、軽く首をひねって座っている綾波の方を見た。綾波は僕の視
線に気付くと、口元に当てていた湯飲みをテーブルの上に戻して、すっと立ち
あがった。

「・・・・もう、終わった?」
「うん、大体ね。だから綾波も、それ、飲み終わったら流しに出しといて。」
「うん。わかったわ、碇君。」

綾波は僕の言葉で置いた湯飲みを再び手に取ると、一気に喉に流し込んだ。僕
は別に今すぐ飲み干せと言った訳じゃないんだが・・・・まあ、綾波が一刻も
早くこんなつまらない状態から解放されたいと考える気持ちもわからないでも
ない。大体、一人でお茶をすすっているなんて、どう考えてみても面白いこと
だとは言い難いだろう。
僕はそう考えると、敢えて綾波には何も言わずに、ただ軽く苦笑いを浮かべる
のみだった。

そして、僕達三人はアスカの部屋に集まった。
アスカの部屋は、ほとんど何も出来ていないという状態で、ただ、空の段ボー
ルが散乱するのみだった。僕は割とてきぱきと物事をこなしたい方なのだが、
ここはアスカの部屋ということもあって、アスカの了解なしに勝手にいじるわ
けにはいかない。だから僕は自分の自由にならないもどかしさに、少し早口で
アスカに急かすように言った。

「じゃあ、アスカ。何でもやるから早く僕に指示を出してよ。」
「そ、そうねぇ・・・・」

アスカは少し、いつもとろとろしている僕が急にきびきびした態度を見せたの
に、戸惑いを見せている。アスカだって僕が家事に関してはかなり手早くやる
方だということは知っているはずだが・・・・やはり僕は、いつもの鈍感シン
ジとしてのイメージの方が強いのだろうか?まあ、アスカがそう考えているの
も、無理ない話なのかもしれないが・・・・
しかし、アスカがそう考えている時にも、僕とは対照的な綾波が、勝手にさっ
さとその辺にあるものを段ボール箱に詰め込み始めた。そして、それに気付い
たアスカが、綾波に向かって大きな声を上げる。

「ちょ、ちょっと!!なに勝手にやってんのよ!?アタシはまだやっていいな
んて言ってないでしょ!!」

アスカの怒りたくなる気持ちももっともだった。が、そんなアスカに向かって、
綾波は冷静にこう応えた。

「・・・・でも、アスカの指示を待ってたら、いつまで経っても片付けなんて
終わらないわ。」
「た、確かにそうかも知れないけど!!」
「・・・何か問題でも、ある?」
「ア、アンタねぇ・・・・アタシにだって、見られたくないもんの一つや二つ
あるのよ!!」
「そう・・・じゃあ、それだけあなたが先に片付けて。私と碇君はそれ以外を
やってるから。」

綾波も、僕と同じで割と現実的だ。きっと家事をやっていると、自然とこうな
るのかもしれない。が、とにかく、僕は綾波のこういうところに関しては、と
ても好感を持っていた。
しかし、アスカはなかなかそう割り切って考えられる人間ではなかった。男の
発想では、見られたくないものなんてたかが知れているが、女の子たるアスカ
にとっては、自分の部屋にあるもの全てが、人には見られたくないものなんだ
ろう。まあ、僕だってそういう気持ちが理解出来ない訳ではないのだが、今更
そんな事を言っている暇もないのだ。

「・・・・・」
「・・・そんなに嫌なの?私たちに見られるのが・・・・」
「・・・・違うわよ。じゃあ・・・・レイだけ残ってて。シンジはアタシが呼
ぶまで外で待ってること。いいわね?」
「う、うん・・・・わかったよ、アスカ。」

僕はアスカの言葉に従わない訳には行かなかったので、仕方なく部屋の外に出
て、一人で廊下にぺたりと座り込んだ。

「・・・・・」

何だか寂しい。
こうやって一人で何にもせずにいるというのも、久しぶりのことかもしれなか
った。そりゃあまあ、お風呂に入る時とか、寝る前に自分の部屋にいる時間と
か、一人になる時間がない訳でもない。しかし、こんな風にアスカの部屋の前
で一人で座り込んでいるなんて言うことは、そうある事ではない。だから、僕
は奇妙な感覚にとらわれつつも、ドアのところから小さく聞こえてくるアスカ
の声に、物理的な隔たりを感じざるを得なかった。
別に離れ離れになるとか、そういう事ではない。ただ、いつもアスカか綾波が
僕の側にいたというのに、それがいなくなったらどうなるのかという気持ちを、
わずかながらに感じることが出来た。
やはり僕は、少なからずこの二人を必要としているのだろう。まあ、僕達はも
う、お互いが側にいるということを前提にした生活を送っている。だから、今
更必要も不必要もないのだ。一緒にいて、当たり前なのだから・・・・
そういうこともあって、擬似的にアスカと綾波のいない状態を作ってみたとこ
ろで、それがなかなか現実のものとして受け止められないということもまた事
実である。そう考えると、アスカや綾波がいない生活というのを想定してみる
ことは、無駄なことなのかもしれない。もう既に、二人無しの生活を考えるこ
とが出来なくなっているので、現実にそうなってみない限りは、僕もピンと来
ないのである。

「シンジー!!もう入ってきていいわよ!!」

どのくらい経ったのだろうか、アスカから僕を呼ぶ声がかかった。

「う、うん!!」

僕は何だかちょっぴりうれしさを感じながら、いつもより少し大きめの声でア
スカに返事をすると、急いで部屋に飛び込んだ。そして、中に入った僕が目に
したものは・・・・

「ア、アスカ・・・・?」
「どう、シンジ?似合う?」

僕が目にしたのは、よそ行きの服に着替えたアスカの姿だった。

「い、いや、似合うけど・・・・どうしてこんなことしてるの?」
「まあ、アタシのはおまけよ、おまけ!!メインはこっちよ!!」

アスカは戸惑いを見せる僕にそう言うと、そっと脇によけた。そして、アスカ
が退いたことによって、アスカの後ろに隠れるように立っていた、綾波の姿が
僕の目の前に露になった。

「・・・・どう、碇君・・・・?」
「あ、綾波・・・・綾波まで、どうしたのさ?」
「・・・アスカにもらったの。私、自分の服なんて碇君に買ってもらったのく
らいしか持ってなかったから・・・・」

そう言う綾波の言葉を継いで、アスカが僕に向かって言う。

「アンタがアタシのいらない服、レイにあげたらどうかって言ってたでしょ!?
だからちょっとレイに一着着せてみたって訳よ。そしたら思ったよりぴったり
来るもんだから・・・・」
「なるほど・・・・」

僕はそう声を漏らすと、しげしげと綾波の姿を眺めた。すると、綾波は僕にじ
っくりとみられて少し恥ずかしそうにしながら、再び訊ねてきた。

「・・・・碇君・・・似合う?」
「あ、う、うん!!もちろん似合うよ、綾波!!」
「・・・うれしい・・・・」

綾波は小さな声でそう言うと、うれしさを表現するようにそっと両手を胸の前
で合わせた。そして、そんな綾波から現実に戻そうとしてか、アスカが僕に向
かって話し掛けてきた。

「アタシはもうちょっとぶかぶかかと思ったんだけど、結構アタシとレイの体
型も、違いはそんなにないみたいね。だから、アンタの言う通り、いらない服
はみんなレイにあげることにするわ。」
「そう・・・済まないね、アスカ。なんだか無理言っちゃったみたいで・・・・」
「いや、別にいいのよ。アタシに迷惑かかった訳じゃなくって、ほんとに着な
い服だったんだから・・・・」
「そうなんだ・・・・僕はあんまりそういうのにこだわる方じゃないから・・・・」
「アンタは男だからね。細かい服装を気にする方が普通じゃないわよ。」
「そ、そうかな?」
「そうよ。アタシも男のことはよくわかんないけど、そういうもんらしいし・・・」

アスカがそう言ったところに、綾波がすっと割り込んできて、僕に向かってこ
う言ってきた。

「・・・・碇君、見て。アスカが私にくれたの・・・・」

綾波が言ったのは服のことではなく、そっと差し出された一枚の写真だった。

「・・・私と碇君の写真・・・・・ほら、碇君も私も、笑ってるでしょ?」
「ほんとだ・・・・」

いつ撮られたものなのか、学校で僕と綾波が何か話をしているような、そんな
写真だった。そして綾波が言うように、僕も綾波も、ほんとにいい笑顔で笑っ
ていた。

「それ、相田の奴からもらった奴なのよ。ほら、以前あいつからもらうって言
ってたでしょ?取り敢えずアタシ関係とシンジ関係は全部受け取ったんだけど、
あいつ、レイの分もアタシに回したみたいなのよね・・・・だから、今渡して
あげた訳。」
「そうなんだ・・・・よかったね、綾波。」
「うん。」

僕はそう言ったが、アスカの言葉に隠された真実を知っていた。アスカが今の
今まで綾波に渡すべきだった写真を隠し持っていたのだ。しかし、僕はもう、
細かいことを蒸し返すつもりはなかった。こうして今、写真は綾波の手に渡っ
たのだし、アスカも少し、反省の色を見せていた。だから、アスカと綾波の仲
が改善されたのであるから、もうこんなこともなくなるだろう。アスカもその
結果として、綾波に自分の服をあげ、写真もちゃんと渡してあげたのであるか
ら・・・・
人は気持ちが伝わればそれでいいと言うかもしれない。
しかし、言葉なり何なり、それが形として表れると、その気持ちがより確固た
るものになって行くような気がして、僕はより安心感を得るのであった。

「それよりアスカ?」
「なに、シンジ?」
「アスカもケンスケにもらったんだろ、写真?よかったらアスカの分も見せて
よ。」

僕がそう言うと、アスカは思いっきり狼狽して言った。

「だ、駄目よ!!絶対に駄目っ!!」
「ど、どうしてさ!?」
「と、とにかく駄目なものは駄目なのっ!!」
「な、なんでだよ?別にいいだろ?減るもんじゃあるまいし・・・・」
「減るもんなのよ!!だから駄目っ!!」

・・・・なにが減るんだろう?まあ、よくはわからないが、アスカお得意の強
引な言い訳だろう。しかし、僕はそんな事よりも、どうしてアスカが見せたが
らないのかが理解出来なかった。アスカの性格からして、反対に見せびらかす
のが普通なのに・・・・
と、その時、綾波が何か封筒らしき物を手にとって、アスカに訊ねる。

「・・・・この中に入ってるんじゃないの?私のも、この封筒の中から出した
みたいだし・・・・」

その綾波が手に持った封筒を見たアスカは、大きな声で叫んだ。

「ちょっと何勝手に持ってるのよ!!」

そして綾波の手からそれをひったくろうとした。しかし、アスカの行動は失敗
に終わった。それも、中途半端に・・・・・
封筒は綾波の手から叩き落とされ、床に落ち、中身の写真を撒き散らした。そ
れは数が結構あるらしく、僕の目から見ても、10や20ではきかない枚数に
感じた。

「あっ!!」

アスカは落としてしまったそれを慌てて拾おうとするが、量があるためすぐに
は全てをしまいきれない。そして、綾波と僕もそれを手伝おうとしたのだが・・・・
その写真に写ったものに驚いてしまった。

「ア、アスカ、これ・・・・・」

それは、すべて僕とアスカの写ったものだった。それも、アスカと僕がキスし
てるところとか、抱き締めあってるところとか・・・・中には僕がアスカにビ
ンタされてるものもあったが、とにかく思わず赤面してしまうようなものがた
くさんあったのだ。

「・・・・・」
「・・・・・・・」

アスカはもちろんのこと、綾波まで固まってしまっている。
まあ、二人の気持ちはわからないでもない。だから僕は、目についた一枚の写
真、それを手に取ると、アスカに向かってこう言った。

「・・・・じゃあ、僕はこれをもらうことにするよ。」

それは、僕とアスカと綾波の三人が、並んで歩いている姿が写った写真だった。
そして写真の中の僕は、二人に腕を取られて、恥ずかしそうにしている。

「いいよね、アスカ?」
「え?う、うん・・・・」

アスカはまだ、隠していた写真を見られてしまったことと、僕がそのことに関
して何も言わなかったことについて驚いてしまっている様子だった。
そして僕は、僕が選んだ写真をアスカと綾波に見せてみる。

「ほら、これだよ・・・・」
「・・・・これ・・・・」
「うん。これなら今の僕達に、ぴったりなんじゃないかなって思ってさ。」
「碇君・・・・」
「だからこれは、引っ越し先の僕の部屋にでも飾らせてもらうことにするよ。」
「・・・・・」

僕はそう言うと、そっとその写真をポケットにしまった。そして、気分を切り
替えるように明るくアスカに呼びかける。

「さあ、もうこれで僕に見られたくないようなものはないんだろ!?さっさと
荷造りをはじめようよ!!早くしないと遅くなっちゃうからさ!!」
「そ、それもそうね・・・・」

アスカは僕の言葉に応えて、散らばった写真を片付けると、荷造りをはじめた。
そして綾波も、アスカに倣って荷造りをはじめる。僕は二人の様子を確認する
と、同じように荷物を段ボールに詰め始めた。

引っ越しに関しては、いろんな不安がある。
僕と綾波は父さんと一緒に暮らすことに関して、大いなる不安を抱えている。
そしてアスカも、見知らぬ人のうちに行くということで、やはり安心してはい
ないだろう。でも僕は、何だかそんなに心配する必要もないと思えるようにな
ってきた。父さんとの新生活の希望ということもあるのだが、それ以上に、こ
の三人でいけば、何事も叶うのではないか・・・そんなような気がしていた。

僕とアスカと綾波。
この三人は、さまざまな想いが交じり合って、複雑な関係を築き上げている。
しかし、今、混沌としていたものが、少しずつ収束に向かい、一つのものとし
て形作り始めている。
今まで僕の感じたことのない、不思議な一体感。
それは僕の勝手な幻想にすぎないかもしれないが、僕はそれを大事にしたかっ
た。なぜなら、今のこの状態が、僕にとって今までで一番心地よいものであっ
たからだ・・・・・


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