魂の記憶


私には何もなかった

今までの私には・・・


0、零、レイ・・・

私の名前

私には 名前の通り何もなかった


でも今は違う

今の私はゼロじゃない


この気持ちは何?

人の目が気になる

いえ、碇君の目が気になる


私を見て微笑んでくれる目、口元

私には何もなかったのに

それでも私を見てくれた
見つめてくれた

あの人とは違う目で
・・・・


どうして私を見ているの?

なぜ私に微笑むの?

その瞳に、
その微笑みに触れたとき

そのやさしさに触れたとき

私のなかに

何かが芽生えた


私が初めて持った


これが、感情?


今の私には何かがある

今の私はゼロじゃない

ゼロから生まれた三人目の私

でも、こころが告げる
「ゼロじゃない」

でもたましいが覚えている

私のなかにある大切なもの

やさしいもの

かなしいこと

そして涙


これは

私の記憶


たましいの記憶


この記憶を抱いて

私は生きる

・・・・・・


記念コメント

アスカ:ふぁぁあ、眠い眠い。
シンジ:どうしたの、アスカ?寝不足?
アスカ:そうなのよ・・・まあ、原因は色々あるんだけどね。
シンジ:そう・・・でも、睡眠はたっぷりとった方がいいよ。睡眠不足は身体
        によくないから・・・
アスカ:わかってるわよ。でもね、睡眠時間は十分すぎるほどとってても、レ
        イの戯言を聞かされると・・・
シンジ:まあまあ。綾波だってたまにはポエムな気分にだってなるさ。
アスカ:たまにはですって!?レイの言うことなんて、みんなぶつ切れでほと
        んど詩みたいなもんじゃないの。
シンジ:そ、それをいっちゃあ・・・それに、詩だっていいもんだろ?
アスカ:確かにそうかもしれないけどぉ・・・・
シンジ:何か不満でもあるの?
アスカ:ああいうのはたまにだからよく感じるのよ。こういっつもいっつもぶ
        つぶつと呟かれちゃあ・・・・
シンジ:もしかしたら綾波、将来は詩人にでもなったりして。
アスカ:もう・・・笑い事じゃないわよ。聞かされるこっちの身にもなって。
シンジ:ごめんごめん、じゃあ、綾波に言ってよ。アスカの代わりに僕が聞い
        てあげるって・・・
アスカ:・・・・
シンジ:どうしたの、アスカ・・・?
アスカ:それじゃいや。
シンジ:どうして?
アスカ:レイの詩って、ほとんどアンタへの求愛みたいなもんだから、いつの
        まにか変な雰囲気になったりして・・・・
シンジ:なるほど・・・・
アスカ:それよりシンジ?
シンジ:なに、アスカ?
アスカ:・・・・アタシの詩、聞いてみたい?
シンジ:えっ?
アスカ:ふふっ、今ならお熱いキスのおまけ付きなんだから。
シンジ:ア、アスカ!?
アスカ:だーめっ!!嫌だって言っても無理矢理聞かせちゃうんだからっ!!


ども、高嶋です。 ぼけぼけしていたらもう十月。一周年が十三ヶ月記念になってしまいます。 ですので記念はこの睡魔さんの作品を最後に締め切らせていただきます。投稿 の方は、他の口実を見つけて下さいませ。 しかし・・・詩的と言うか、モノローグと言うか、そんな作品の多かった今回 の記念ですね。まあ、さくっと作れるところがいいのでしょう。普通に小説を 創る方が、やはり労力を要すでしょうし・・・・ 私は別に気にしませんし、嫌いじゃありませんから掲載してますけど、読者の 方はどうなんでしょうね?楽しんでいただいてるといいんですけど・・・・ ともかくみなさん、どうも有り難う御座いました。また、最後の睡魔さんには 掲載を遅らせてしまって申し訳ありませんでした。これも私の怠慢のせい・・・ ご勘弁下さいませ。 では、今日のところはこれで。今度のおおっぴらな記念は、300話か100 万ヒットでしょうね。まだ先がありますけど、ご期待下さいませ。

睡魔さんへのお便りはこちら:bri@kt.rim.or.jp
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