「アスカ一行記」一月分


1月1日
今日は元旦。新しい年の始まりよ。アタシとシンジにも、いい事があるといいわね。で、今日なんだけど、アタシはシンジと二人で、まだ暗いうちから初詣に行ったわ。別にアタシは明るくなってからでもよかったんだけど、二人っきりで行きたいって言うのもあったし・・・暗いと何が起きるかわからないもんね!!
いつもは人気の無い神社も、今日は人が一杯。アタシは早くもはぐれないようにって、シンジと手をつないじゃった。でもそこまではよかったんだけど、あまりに人が多すぎて、シンジとしんみりやるどころじゃなかったの。「人が多いね」とか「よくこんなに人が集まるね」とか、そんな会話しかなくって・・・・
でも、中はもっと込んできてアタシは人に押されて倒れそうになって・・・その時、シンジはアタシをしっかりと抱きとめてくれたの。シンジはそれ以降、黙ってアタシをその細い腕で守り続けてくれた。アタシはうれしかった。涙は見せなかったけど、それをこらえるのが大変だった。今年はなんだかいい事ありそう。そんな予感を感じさせた、今日一日だったの・・・・

1月2日
今日は一月二日。もう、初詣は行っちゃったし、取りたててする事もなかった。シンジと二人っきりだったら別によかったんだけど、今日はミサトもうちにいる。朝から酔っぱらっちゃって・・・・何だか嫌ね。こういうのって。
だから、アタシ達三人は、テレビのつまらないお正月番組を見ていた。午前中はそれでも何とか我慢出来たんだけど、午後はもう駄目。アタシはシンジの側にいたかったけど、うんざりして自分の部屋にこもっちゃった。昨日は最高の日だったのになあ・・・・
でも、しばらくして誰かがアタシの部屋をノックする。それは何とシンジだった。シンジはアタシがいなくなったのを心配して、様子を見に来てくれたんだって。やっぱりやさしいな、シンジって・・・・。そこで、アタシはシンジを隣に座らせて、しばらく話をしたの。過去の事、まわりの事、そして、これからの事。アタシにとっては、とってもいい時間だった。何だかよりシンジのことが分かったような気がした。こうして、少しずつお互いを理解しあえば、いつかは二人も結ばれる気がする。今はまだ、早すぎるかもしれないけど・・・・

1月4日
やっぱり今日もつまらない。一日家にいても仕方ないから、今日はシンジとデートをした。まあ、アタシが無理矢理シンジを外に連れ出しただけなんだけどね。
で、街に繰り出してみると、これがなかなか活気があるの。みんなお休みだから、お出かけしたくなるのかもしれないわね。お店もみんな開いてたし、これは言う事なしっていうことで、アタシは楽しくショッピング。
いろんな服を試着しては、シンジに見せた。これじゃあまるで、二人だけのファッションショーよね。そう思ったアタシは、調子に乗って水着も着て見せた。すると、シンジは目を白黒。全くシンジはこういうのに免疫の無い奴よね。ま、そういうとこも、かわいくていいんだけどね!!結局アタシは気に入った服を一着買って、それでおしまい。でも、こういうのってなかなか楽しかったな。またシンジと二人で、服を買いにこよーっと!!

1月9日
昨日から学校が始まった。でも、アタシの心の中は何も変わらない。まあ、冬休みの宿題を溜めちゃってたから、それに忙しくってここのところ日記は書けなかったけど、ようやく今日から書く余裕が出来たった事くらいが、アタシの変化かな?
でも、やっぱりシンジのお弁当が食べられるって言うのはいいわよね。冬休みに入った当初はあったかい方がいいって言ってたけど、やっぱりずいぶん食べていないとこのお弁当の味も恋しくなるの。
だから、ひとくち口に入れたとき、思わず感動しちゃった。シンジはそんなアタシの事を、不思議そうな目で見ていたけど・・・・って、アタシは声を出していないのにシンジが気づいたって事は、シンジはアタシの事を見ていたって言う事よね!!別にいつもの事なんだけど、こういう隠れた喜びを後で気づかせられるって言うのは、何だか特別な感慨があるわね。シンジもアタシの事、ほんとは好きなのかな?真実は分からないけど、アタシはそう思ってる事にしよーっと。だって、そうした方がこれから毎晩いい夢が見られそうな気がするからね・・・・

1月10日
今日は金曜日。ぱっとしなかった一日だったけど、まあ、仕方ないわよね。それより明日は土曜日。しかもお休みよ。これは何かしなくっちゃね・・・・
でも・・・何をしたらいいんだろ?もう、シンジをいろいろ引きずり回してめぼしいところは大体行っちゃったのよね・・・・
ま、明日になればそのうちいいこと思い付くわよね。一人でこう考えてるから、何も思い浮かばないけど、きっとシンジの顔を見れば、いいアイデアがきっと浮かぶはず。よし、今晩はシンジを夜更かしさせないようにしよう!!そうすれば、どこに行きたくなっても大丈夫だと思うし、それに、一泊旅行なんて言うのもいいわよね・・・・そう、旅行がいいわ!!それに決めた!!でも、シンジにはまだ言わないわよ。明日急に言って、びっくりさせてやるんだから!!

1月15日
今日は成人の日。日本国民の休日だから、学校もお休み。いつもだったら休みの日はシンジを無理矢理外に連れ出すんだけど・・・・今日はちょっぴり違うの。
だって、今日は成人の日よ。外に出れば、綺麗な着物を着た二十歳の女の人が大勢いるに違いないわ。シンジに限ってデレデレするなんてことはないと思うけど、それでもシンジの目がアタシ以外の女に向けられるのはやっぱりいい気分しないからね。
そんな訳で、今日は二人で家でごろごろ。でも、アタシの気持ちとは裏腹に、テレビでは成人式を迎えた人達の話題。それを見てシンジは「着物を着た女の人って綺麗だよね。」なんて言うのよ。あったまに来ちゃった!!だから、つい思いっきりシンジをひっぱたいちゃったけど、今になって後悔。シンジ、痛くなかったかなあ?やっぱり痛かったわよね。明日はお詫びに叩いたほっぺたに、キスしてあげよっ!!

1月17日
今日は金曜日。でも、明日も学校があるから大していつもと変わんないわよね。まあ、しいてあげるとすれば土曜日はお弁当が要らないから、その分のシンジの買い物が減る事くらいかしら?
何で今日そんな事を言ったのかって言うと、シンジの買い物に付き合ったからなの。アタシはいつもシンジと一緒にいたいから、機会があれば一緒に行くんだけど、買い物してる時のシンジって、普段とは別人みたいに真剣なのよね。
買い物中のシンジは、黙ってると相手にしてくれないから、アタシはシンジの側を離れないで、いろいろ口を出すの。これ食べたいとか、あれおいしそうとか・・・・すると、シンジはアタシのわがままをやさしく聞いてくれる。アタシにこういう風に接してくれるのって、やっぱりシンジだけよね。それに気付くと、アタシは思った。やっぱりアタシには、シンジしかいないんだなーって・・・・

1月18日
今日は土曜日。これで今週も終わりで、ようやくゆっくり出来るわね。まあ、日曜だからって、アタシはゆっくりするつもりはないんだけどね。もちろん、シンジにものんびりなんてさせとかないわよ。
土曜日って言うと、最近はいつも明日はシンジと何をしようかっていう事ばっかり考えているの。だから、土曜日の夜って、いつも興奮してよく眠れないのよね。でも、今ではそれも嫌じゃないの。シンジを思うと胸が苦しくなるんだけど、心地よい苦しみなのよね。
もうアタシは駄目ね。シンジの事しか考えられなくなっちゃったみたい。寝ても覚めてもシンジの事ばかり。アタシの目は、いつもシンジの姿を追い求めているの。アタシはこんな女じゃなかったのになあ・・・・人は恋をすると変わるって言うけど、ほんとかもしれないわね。きっと子供だったアタシは、シンジに恋をして女になったのよ。アタシはそう思うんだけどな・・・

1月19日
今日は日曜日。昨日の晩は、何をしようか色々考えたんでけど、結局何も思い付かなくって、そのまま今日を迎えてしまったの。
それで、今日アタシとシンジがしたことは、特に何もなかったの。ただ、テレビを見たり、音楽を聴いたり、ご飯を食べたり・・・・。アタシとシンジは、一歩も外へは出なかったけど、その代わり、すっと一緒にいたの。何をするにも、二人で一緒にして・・・・
アタシは外に出るのが好きなんだけど、たまにはこういうのもいいかなーって思っちゃった。だって、日常生活を二人で共有するのって、これって夫婦のすることよね。アタシは途中で気がついたんだけど、シンジは結局最後まで気がつかなかったみたい。ま、普通はそんなこと気がつかないんだけど、アタシはそんな二人の一日の締めくくりとして、シンジのチェロを希望したの。もう気分は二人だけのミニコンサートよね。そして、アタシは幸せな気分に浸りながら、今日一日を終えたの。また明日も、いい一日でありますように・・・・

1月20日
今日は月曜日。次の日曜まで、学校に行く毎日よ。アタシはもう大学を出ちゃってるから、やってる勉強は簡単なんだけど、やっぱしめんど臭いのよね。
シンジはかなり生真面目な奴だから、きちんと授業を聞いてるんだけど、はっきり言ってアタシは暇になっちゃうのよね。だから、アタシは悪い悪いと知っていながら、ついついシンジにちょっかいを出しちゃうの。シンジの端末に割り込んでみたり、丸めた紙をぶつけてみたり・・・・
すると、シンジは休み時間になるとほんとに怒るのよ。アタシとしてはちょっとしたいたずらなんだけど、シンジにとってはそうじゃないのかもね?でも、アタシはそれでもシンジにちょっかいを出すの。シンジに嫌われるのは嫌だけど、いつもシンジに相手をして欲しいし、ちょっとしたやり取りを楽しみたいから・・・・。でも、シンジはこんなアタシの気持ち、気付いているのかな?気付いていてくれたらうれしいんだけど、でもちょっぴり寂しい気分。だって、やっぱりシンジは鈍感でないと・・・矛盾してるわね、アタシって。

1月24日
今日は金曜日。でも、なんだか日記を書くのにも飽きてきたわね。そうそう毎日に変化がある訳じゃあるまいし、長々とは書けないわよ。でも、一行しか書かないって言うのも、何だかアタシがだらしない女みたいで嫌だし・・・・・仕方ないわね。なにか思い出しましょっか。
そうそう、今日の体育の時間、シンジ達男子はサッカーをやったのよ。アタシ達は色々陸上競技をやらされてたんだけど、待ち時間とかがあるから、みんな男子の方ばっかり見てたのよね。さすがに授業中ということもあって、声援を掛けるのははばかられてたんだけど・・・・やっぱりみんな好きな男の子がいるのね。そう感じちゃった。
で、肝心のシンジはって言うと・・・やっぱり駄目ね。まあ、シンジに運動神経を期待してた訳じゃないんだけど、あんまり情けないところだけは見せて欲しくないわね。そんな訳で、アタシはそれほど楽しく見てた訳じゃないんだけど、隣にいたヒカリはもう興奮しちゃって・・・・鈴原はスポーツ得意だからね。こういう時って、やっぱりうらやましいな。シンジもちょっとくらい、アタシにかっこいいとこを見せてくれてもいいのに・・・・

1月25日
今日は土曜日。明日はいよいよお休みね。でも、最近遊びすぎたみたいで、懐がちょっとさみしいの。だから、明日はどこかに出かけたいのは山々なんだけど、家でおとなしくしてることにするわね。どうせシンジの奴も、アタシが無理矢理引っ張り出さなければ、うちで一日中ごろごろしてるんだろうし・・・・
でも、シンジって出不精の癖して、買い物だけはまめに行ってるのよね。今日も学校から帰って、しばらくするといそいそと買い物に出かけてるし・・・・まさか、シンジに限ってスーパーのレジの女に恋をしたとか、そんな事は絶対にないでしょうね?もしそんな事があったら、アタシは絶対にシンジを許さないわよ!!
シンジの口から言わせると、こまめに買い物をするのは、新鮮なものが食べたいからだっていうことなんだけど、今時そんな奴も珍しいわよね。でも、シンジってまだ中学生のくせに、やたらと古風なところがあるのよね。そして、手抜きは絶対にしないとか・・・・アタシには考えらんないわね。でも、アタシはシンジがそういう奴だから、好きになっちゃったのよね。アタシには無い物をシンジが持ってるから、シンジがアタシにそれを分けてくれると思って・・・・そして、アタシはアタシにあって、シンジには無い物を分けてあげるの。二人がお互いを分け合って、一つになる。こういうのっていいと思わない?アタシはシンジと、こういう関係になりたいんだけど・・・・

1月26日
今日は日曜日。昨日も言ったとおり、一日中家にいたわ。遊び人のミサトはいつのまにかどこかに出かけちゃったみたいだけど、ま、あんな女、どうでもいいわよね。アタシが気にしてるのは、唯一人、シンジだけなんだから・・・
そういう訳で、今日は一日中二人っきりだったんだけど、アタシもシンジも、何もしないで一緒にいると、何だか気まずいのよね。だから、アタシは考えて、シンジに料理を教えてもらうことにしたの。そうすれば、別に不自然になることもなく、ずっとシンジと二人っきりでいられるもんね!!
でも、やっぱりシンジは料理のこととなると、人が変わるのよね。やさしいのはいつもの通りなんだけど、絶対に妥協を許さないところがあるの。アタシが適当でいいと思うところでも、きちんと細かくやらせるのよね。私はだんだん嫌になってきちゃったんだけど、シンジはそれに気付いたのか、アタシに言うの。「料理って言うのは、心を込めれば込めるほど、おいしいものが作れるんだよ。」アタシははっとさせられちゃった。アタシにはちょっと愛が足りなかったのよね。アタシがシンジへの愛をすべて込めれば、きっと素晴らしいものが出来るはず。アタシはそれに気がつくと、真面目に料理を教わることにした。アタシの作った料理で、シンジがアタシの愛の大きさに気付いてくれるように・・・・

1月27日
今日は月曜日。やっぱり休みで家にいるのと違って、学校に行くと少なくとも暇を持て余すってことがないからいいわよね。まあ、学校の授業なんて退屈以外のなにものでもないんだけど、それはそれで、まあいろんな楽しみ方があるからね。
でも、授業中はシンジに嫌われるのが嫌だから、そう露骨なちょっかいは掛けられないのよね。まあ、時々たまりかねてやっちゃう時もあるんだけど、そういう時のシンジのリアクションを見るのがまた楽しいのよね。ともかく、そういう事だから、アタシがシンジをかまうのはもっぱら休み時間になるの。たまりにたまっていたものを、一気に爆発させるから、それは凄いもんなのよね。
特にお昼休みのお弁当の時が、アタシにとって一番楽しめる時間なの。ふざけてシンジにおかずを食べさせてやったり、反対にアタシに食べさせるように強要したり。シンジは顔を真っ赤にしながらも、アタシには逆らえなくって、ちゃんとやってくれるのよね。それで、また人にそれをからかわれたりして、焦って弁解しようとしてるところがまたかわいいの。こういうシンジを見せ付けられちゃうと、もうぎゅぅっと抱き締めてあげたくなっちゃうのよね。場所が学校でみんなが見てるところじゃなければ、アタシはためらわずにやっちゃうのにな。残念!!

1月28日
今日は火曜日。だけど、そんな曜日なんてどうでもいいことよね。それより、今日はシンジが寝坊したのよ!!あの生きる目覚し時計のシンジがよ!!こんなことほんとに珍しくて、アタシは怒るより、びっくりする方が先だったわ。
まあ、だけどなんとか遅刻だけはせずに済んだのよね。結局シンジがいつもより起きるのが遅れたっていうだけで、アタシはシンジに起こされるまで熟睡してたんだから、ちょっと悪かったな、って思っちゃうわよね。それより問題なのはお弁当よ。さすがのシンジも寝坊しちゃ、作る時間がなかったみたい。はじめ、アタシは別にたまにはパンでもいいやって思ってたんだけど、お昼休みになって嫌になっちゃった。
だって、買ってきたパンをひとくち食べてみたら、シンジのお弁当を毎日食べていたアタシにはとても口には出来ないほどまずいんだもん。シンジは平気そうな顔をしてパンを頬張っていたけど、アタシはうんざりしちゃってパンを置くとシンジに言ったの。「やっぱりシンジの作ったお弁当じゃなくっちゃ嫌。」って。アタシはいつもの調子で言ったんだけど、でも、周りにいたみんなはそうは思わなかったみたい。アタシはそれに気がつくと、恥ずかしくなって顔を真っ赤にしちゃった。でも、シンジはアタシに真面目に応えるの。明日からはちゃんと作るから、ごめんねって。シンジってやさしいんだなぁって思っちゃった。だって、みんなに変な目で見られてるのに、アタシのことを考えてくれたんだもん。だから、アタシは明日は早起きして、シンジを起こしてあげよ。そして、シンジがおいしいお弁当を作れるように、おはようのキスをしてあげるの。さて、今日は早く寝て明日に備えなくっちゃ。おやすみ☆シンジ!!

1月30日
今日は木曜日。おととい、アタシがシンジにお弁当じゃなきゃ嫌だっていったら、何だかシンジは変わったみたい。昨日は特別だと思ったんだけど、今日もだから、何だか気になるのよね・・・・
どういうことかって言うと、シンジのお弁当が豪勢に、手のかかったものになってきたの。アタシはそれはそれでとってもうれしいんだけど、何だかシンジに申し訳なくって・・・・もしかしてシンジは、自慢のお弁当をあんなにアタシが欲するほど喜んでくれてると感じて、気合いを入れてるのかしら?
今日の帰りも、シンジは張り切って「明日のお弁当のおかずは何がいい!?アスカの好きなものにするよ!!」なんて言うの。アタシは悪いから「シンジの好きなものでいい。」って言ったんだけど、シンジはどうしてもって言うのよ。だからアタシは「じゃあアタシも買い物に付いていって選んであげる。」って答えちゃった。それで結局シンジと一緒に買い物をして・・・・アタシはシンジがアタシのために一生懸命になってくれてるのを見て、ほんとにうれしかったな。だから、アタシも今度、シンジにお弁当を作ってあげようかな?シンジほどはうまく作れないかもしれないけど、きっとアタシの想いは伝わると思うの。そして、シンジもアタシが味わった喜びを、一緒に味わってくれるとアタシはうれしいんだけどな・・・・

1月31日
今日は一月最後の日。でも、月の最後って言っても、大晦日でもない限り、そんなに感慨じみたものはないわね。でも、それは今だけの話かも?アタシがもっと大きくなって、今みたいに呑気に学校生活を楽しんでいられなくなったら・・・・きっと今書いてる日記を見ながら、過ぎ去った時に思いを馳せるんだろうな・・・・
これからアタシとシンジ、どうなるのかな?アタシはもう、シンジがいる日本を離れてドイツに帰るつもりはないけど、中学を卒業して高校も卒業したら、お互いどういう道に進むかわからないし・・・・まあ、アタシは大抵のことなら、シンジに無理矢理くっついていくんだけどね。
でも・・・・こうして時だけ過ぎても、シンジの気持ちは変わらないのかな?アタシのこと、今のままの気持なのかな?それとも、ファーストのこと、好きになっちゃったりして・・・・ありえる話だけど、アタシは信じてる。絶対にシンジは、アタシの元に来てくれるって。まあ、シンジがもしファーストの方を向いても、アタシが無理矢理こっちを向かせちゃうんだけどね!!
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